「英語脳」って聞いたことありますか?
英語を英語のまま理解し、思考できる脳の状態のことを指します。つまり、英語を聞いたり読んだりしたときに、まず日本語に訳さずに、英語そのものの意味を理解できるようになるのです。
今回の記事では、この「英語脳」を作るために子どもの頃にやっておくべきことをお話していきます。
英語脳のメリット
英語脳になると、以下のようなメリットがあると言われています。
- 英語をより速く理解できるようになる
- 英語でより流暢に話せるようになる
- 英語での思考力が向上する
- 英語学習がより楽しくなる
英語をより速く理解できるようになる
英語脳になると、インプットした英語を日本語に訳さず、直接英語で理解するため、英語をより早く理解できるようになります。
英語でより流暢に話せるようになる
同様にアウトプットする(=話す)場面においても、一旦日本語から英語へ置き換えてから英語を発するのではなく、直接英語を生み出すプロセスになります。より英語らしく流暢な表現で話せるようになります。
英語での思考力が向上する
入ってきた情報を英語のまま理解し、英語で思考し、英語でアウトプットする。こうした流れを繰り返していくうちに、英語で考える力がどんどん向上します。
英語学習がより楽しくなる
英語で理解し、英語で思考し、英語でアウトプットする回路が出来上がれば、その後の英語力は飛躍的に、また総合的に伸びていきます。英語に不自由を感じなくなり、英語学習がますます楽しくなるでしょう。
英語脳を育てるには?
まずは小さな子どもに限定せず、一般的に「英語脳を育てる」といった場合に、どのような方法があるのか見てみましょう。
- 毎日英語を聞く
- 毎日英語を読む
- 英語で話す
- 英語で書く
- シャドーイング(英語の音声を聞きながら、影のように後を追って発音する練習)
- ディクテーション(英語の音声を聞いて、書き取る練習)
- スラッシュリーディング(意味のまとまりごとに区切って読んでいく)
英語圏での生活や日本国内のインターナショナルスクールであれば、このような英語環境が整っているかもしれません。
しかし一般的に日本国内での生活では、このような「英語脳」を育てる英語環境は、意識しなければ作ることは難しいでしょう。
特にSTEP2「英語でアウトプットする」、STEP3「英語脳のトレーニングをする」の段階は、英語をはっきりと「学習」と捉えるようになってから、意識的に取り入れていくような活動になります。
逆に言うと、STEP1「英語をたくさんインプットする」は、どんな環境にいても、子どもが小さいうちから比較的簡単に始めることができます。
たくさんの英語をインプットしよう
「英語脳」を作るために子どもの頃にやっておくべきこと、それは、STEP1の「たくさんの英語をインプットすること」です。
まずは豊富な英語のインプットがなければ、STEP2「英語でアウトプット」することできません。
また、先ほどお話した通り、STEP1「英語をたくさんインプットする」は、英語圏にいなくても、家庭で子どもが小さいうちから比較的簡単に始めることができまます。
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聞き流しで耳から英語を
では、どのような方法でインプットすればいいでしょうか。
中高生、あるいはそれ以上の年齢であれば、意識的に英語のニュース、音楽、映画などを視聴するという方法が考えられます。
しかし、子ども(幼児・小学生)にそのような意識的な活動はまだ難しいかもしれません。
「聞き流し」を始めてたくさんの英語をインプットしておくと、その後の意識的な「学習」、「アウトプット」に役立ちます。
何もないところからの英語学習スタートよりも、スムーズに英語を学習することができるでしょう。
聞き流しだけで英語力が身につくわけではありませんが、英語の聞き流しを続けることで、英語の音のリズムやイントネーション、発音などに慣れることができます。これは、英語を聞き取るための第一歩です。
一般的に、言語の臨界期と言われる12歳ごろまでは、外国語の音の聞き分けに敏感と言われています。
英語の音に慣れることで、何を話しているのか聞き取れるようになり、英語脳を育てる最初の大事なステップになります。
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まとめ
英語脳は、一夜にしてできるものではありません。しかし、英語の音に敏感な子どもの頃からインプットを始めれば、着実に英語脳の土台を築いていくことができるでしょう。
その土台は、英語の「学習」段階に入った時に、英語力を飛躍的に伸ばしていく大きな力になっているはずです。
ぜひ、上記の方法を参考に、英語脳を目指してみてください。
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